T2e:まずは、御社の業務内容と特徴をお聞かせ下さい。

三坂社長:プラスワンは今年がちょうど10年目になります。現在の業務の主力は売買仲介です。その中で商品の仕入として競売を利用しています。モットーは「お客様にいかに喜んでもらえるサービスを提供するか」です。基本ではありますが、不動産は情報産業であり、サービス業。大事なことです。
T2e:三坂社長は不動産一筋なのですか?

三坂社長:もともとは不動産会社でサラリーマンをしていましたが、フランチャイズの塾をすることになり、それが独立のきっかけです。現在も塾は経営しています。(プラスワンの本社横に塾があります)
当初は、先生も兼ねていたんですよ。塾を始めて1年半位から不動産も始めました。現在はスタッフも充実していますが最初は全くの一人で行っていました。

T2e:競売不動産の入札はいつから行われていたのですか?

いつも笑顔を絶やさない三坂社長
三坂社長:入札は今年で9年目になりますので、プラスワンを始めてすぐです。

T2e:競売市場について、現在との違いを感じられますか?

三坂社長:そうですね。その頃は参入業者さんも少なく、入札をすればどんどん落札出来て、すごく良かったですね。しかし、私が競売に参入した当初はたくさん入札したくても資金が不足していました。現在は資金を調達することが出来ても、入札者が多く落札金額も上がりますので、なかなか落札が出来なくなってきている…うまくいかないものです。
T2e:では、そういった入札金額の高騰などの「競売市場の変化」をいつから感じられていますか?

三坂社長:ここ1年、特に今年に入ってからは落札金額の高騰を強く感じます。
私はね、この誌面で特に伝えたいことがあるんです。

「不動産は多くの知識を必要とします。」
T2e:と、いいますと…?

三坂社長:
私は、一般の方は競売不動産に対して気軽に入札を行うべきではないと感じています。 なぜかというと、やはり不動産の取得には多くの知識を必要とするからです。個人で入札を行うにしてもプロのアドバイスが必要と感じます。私たちプロは見た目だけでは分からない、物件の利点や問題点をお客様のニーズに合わせて提案することができます。競売不動産は、よりそれらの物件を見る眼が必要となる市場なのです。

T2e:私どももそれを強く感じていますので「競売プランナー(R)」という競売と不動産の専門家を一般の方に認知いただきたいと考えて活動を行なっています(情報とシステムでサポート)。実際に不動産業に携わっている方からも同様のご意見をいただけることはとても嬉しいです。 具体的にそれを象徴するようなお話があれば、ぜひお聞かせいただけませんか?
三坂社長:競売不動産業務には様々なトラブルが発生することがあります。私はプロとして業務を行っていますので、トラブルを回避することもできますし、トラブルの経験もノウハウとして蓄積されていくので大きな問題になったことはありませんが、その中でこんな話があります。
ある物件で占有者が暴力団関係の方だったことがありました。もちろん、法的にもその物件から出て行ってもらわなくてはいけないのですが、裁判所は問題を解決してはくれませんので、落札者本人(=三坂社長)が直接事務所に行って交渉を行う必要がありました。もちろん、私はきちんと交渉をし、出て行ってもらいましたが...。

T2e:最近、テレビ等で紹介される競売不動産の特集には、そのような問題点はあまりクローズアップされませんよね。

三坂社長:非常に問題だと思いますよ。個人の方は、競売不動産を入札し物件を取得する場合には、お金を支払ってでも、プロに依頼し代理入札等で取得するべきだと考えます。競売不動産の重要な点は、「全て自己責任で行わなくてはいけない」ということです。プロの業者ですら、「落としてみなければ分からない」物件は多数あります。
私が困った事例をもう一つ。裁判所の資料をきちんと把握し物件も調査しました。無事落札できたのですが、なんと裁判所資料の公示が行われた後で、その物件の敷地で殺人事件が起きてしまったのです。私の調査が不足していた点もありますが、これには参りました。私は、事件や事故のあった物件は、物件としての商品価値がないと思っています。自分がお客様だったらそのような物件は欲しくないですし、やっぱり、お客様には喜んでもらえる物件を提供したいですからね。

T2e:その時はどのようにされたのですか?

三坂社長:裁判所に上申書を提出し、物件を返還しました。ただ、裁判所もここ最近は返還には応じなくなってきています。だからこそ、入札にはプロが求められるのです。とにかく「競売不動産は自己責任」。調査も重要ですし、本当に自分で入札から取得を行うときは知識を得て臨まなくてはいけないでしょうね。

T2e:ちなみに、三坂社長は競売物件の事前調査にどれくらい時間をかけられますか?

三坂社長:物件の選定から、調査、入札価格決定と全てを一人でおこなっているのですが、調査には週3日くらいかけますね。主に土日を利用します。占有者と会える率が高くなりますからね。そして占有者がいる場合には必ず会うことにしています。近隣の聞き込みも行います。
当社は東区にあり、通常の不動産業務に関しては地域密着型で行っていますが、競売の仕入に関しては地域を限定していないので、かなりの広範囲の調査になる場合が多いです。車の走行距離すごいですよ!
とはいえ、やはり東区・新宮近隣で競売不動産が出た場合には、力をいれて入札してしまいますね。

スタッフの方々(全員じゃありませんが)
T2e:ここ最近は、マンション等は入札数が多くなかなか落札できない状況と思われますが、三坂社長はどういった物件を狙っていらっしゃいますか?

三坂社長:
やはり実需用でも業者ならではの物件、例えば件外建物が建っていたりとか、田舎の物件など一見人気がなさそうな物件を狙います。とにかく、いい商品に生まれ変わりそうな物件はリスクが高くても入札を行います。

T2e:
ところで、入札価格はどのように決められるのですか?

三坂社長:私は、とにかく「カン」です。もちろん、売れる金額に基づいての金額になります。これは競売市場に関らず、仕入の為の物件買取依頼すべてに対して直感を大事にしています。その物件の資料等を見て、買うか買わないかはその場で決めます。物件を見に行くのは「買う」と決めた後ですので、情報をいただく業者さんも私には話しやすいのではないかと思います。とにかく、「自分がその物件を欲しいか欲しくないか」。これが、仕入の基本になっています。
T2e:T2eの情報は、どのような点でお役立ていただいているか教えてください。

三坂社長:特に役立っているのは、最終的に入札を行う時の確認として、写真や内容をチェックできるところです。インターネットはかなり前から利用していますが、多くの情報を素早く収集できる点がとても便利ですね。T2eさんがあるお陰で、一般の方の入札も増えたのでは…とも思っていますよ。

T2e:
不良債権処理の一環として、競売物件の売却率が上がることで社会責任の一部を負えたらいいな、と思っていますので、いい意味にとらせていただきますね。
ただし、これにはT2eの会員となっていただいている業者の方々のご協力なくしてはできないことですから、皆様には本当に助けていただいています。 では、三坂社長は、今後どのような展望をお持ちでいらっしゃいますか?

こちらは新宮駅前支店です
三坂社長:今まで競売のことを多くお話しましたが、競売業務はプラスワンが行っている業務の一部分です。業界も変化してきてますので、不動産業の原点に立ち戻ってみようと考えています。
今まで売買仲介が主でしたが、今年から賃貸・管理部門にも力を入れていきます。新宮駅前にも支店も出しましたし、知名度をアップさせるためにTVコマーシャルも行っています。
しかし、基本はお客様です。不動産って、衣食住の住の部分です。また、人の買物の中で最大のお買物だと思います。マイホームは多くの方の夢、私たちはその夢を売っていると考えています。購入してくれたお客様が、物件に気持ちよく住んでいただくのを見るのが本当にうれしいんです。
T2e:三坂社長にとって不動産業とは?

三坂社長:
不動産業は天職です! 仕事好きです!
!

― 入札数ではTOP10の中にも入っていらっしゃるプラスワン三坂社長。不動産という仕事を本当に楽しみつつ、行っていらっしゃいました。実は、たこやきが大好きな三坂社長。「次は、美味いたこやきの店でも出して、たこやき王にでもなろうかな!(笑)」とのこと。とても魅力的な三坂社長と、活気のあるスタッフの皆様が印象的でした!(2004年6月)

「不動産業務は天職です!」
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