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マンハッタンの朝は早い。というより、むしろ眠らない街である、とお伝えした方が分かりやすいかも。まず、外から常に何かしらの音が聞こえてくる。パトカーのサイレン、ダンプカーより大きなゴミ収集車が行き交う音…街同様に私も眠れなかったので、日が照る街を見るべく外に出てみました。
日本でいう東京駅に匹敵する「グランドセントラル駅」からは、朝6時というのにコーヒーと新聞を片手に、駆け足のように早い足並みでオフィスへ向かう人々で賑わっており、夜とは異なった街の雰囲気が見て取れます。 |
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電車で30分程度離れた郊外には高級住宅街も多く、子供を持つ親達は学校区が良いエリア(=高級住宅街)に住居を構え、そこから通勤するのが一般的だそう。福岡でも学校区が良いとされるエリアは、不動産価格や人気も乱高下が少なく
一定の価値を保っているようですが、これはニューヨークも同じです。但し、「学校区が良い=そういった世代向けの公共サービスが充実している=税金が高い」 という構造になっていますので、子供が成長するに従って、自分達が望む待遇があるエリアに引越をし、それに伴い住居規模も見直すライフスタイルが根付いています。
ですので、自分達が住んだ後、もしくは住むであろう郊外に一戸建を所有し、長期的な運用を図る人も少なくありません (但し、運用利回りは平均5%程度)。かといって、住居エリアが郊外に集中しているかと言えば、そうでもなく、縦長い地形のマンハッタンは人種や所得層、業種別に形成されたエリアが凝縮されています。
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かの有名な5番街は金融の中心地ですが、その周辺には超高級マンションが集まるエリアがあります。国連本部も近くにある為、セキュリティ対策がしっかりなされており治安が良い、というのもそのエリアの人気の秘訣でした。バブル期に不動産王として一躍有名になった「Mr.トランプ」が企てる高層ビルが高級エリアには点在するのですが、N.Y.ヤンキースで活躍中の松井選手もその中のひとつを賃貸中です。
今回は、彼が住んでいる3階下の同タイプの部屋を見せてもらったのですが、リビングの壁一面を形成する窓からは国連本部ビルを始めとするランドマーク的建築物が一望でき、奇しくも世界を手に入れたような気分に浸ることが可能です。もちろん、日本の住宅事情からすれば恐ろしく広く、天井高もあります。 |
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米国のコンドミニアム(区分所有建物)の大半は、エントランスにはホテルのようなフロントが設けられ、管理会社(プロパティ・マネジメント会社)のスタッフが常駐しています。居住者以外の人間が入る際にはチェックが必要な為、不審者の立ち入りはほぼ不可能です。もちろん留守中に誰が来たなど、連絡・報告も行ってくれます。
また中には「バレーサービス」という玄関前で車を乗り降りでき、駐車場まで行かずに済むサービスが付いているケースもあります。フロントに車の鍵を預けておくため、出かける際には、フロントへ連絡をすることで玄関前まで車を出してくれるホテル仕様のサービスです。 |
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このように、コンドミニアムと言えども、ドアマンをはじめ、フロントスタッフ、バレースタッフなどたくさんのサービススタッフが関係する為、1階には専用オフィスが設けられているケースが大半です。管理会社の支社的存在が各建物内にあり、管理費等の情報は本部の端末とネットで繋がっています。
今回訪問したトランプタワーには、販売会社も眺望の良い1室に確保され、棟内の物件を賃貸したり販売する際には必ずその会社を経由することになっていました。 |
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米国の不動産業態の特徴ですが、買手側にエージェントが付きますので希望条件などを伝えて物件を探し出してもらい、物件の売手側のエージェントとアレンジ・交渉を行い、成約の際には売手側から仲介手数料が買手側のエージェントにも出る仕組みです。つまり、買主の手数料負担はありません。(売主側エージェントにとっては、買主もそのエージェントもお客様なんですね…)
ちなみに、現在担当しているお客様が他のエージェントが紹介した情報を元に契約をしてしまうと、いくらお世話をしたとしても成約手数料は情報提供を行ったエージェントに支払われる決まりがあるとのこと。知らずに同じ物件情報を後から提供しても、先に出した方に権利があるため、各エージェントは依頼があったお客様からは今までに見た物件情報など、事前に確認しておかないと動き損になってしまいます。従って、エージェント達は常に情報収集に力を入れており、如何に早くお客様に情報をお渡しできるか、という点にも最新の注意を払っているとのこと。
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企業に所属していても大半のエージェント達はフルコミッション制です。
二十四時間アンテナを張ってお客様対応を行っているのは当たり前だそうで、私を案内してくれた
エージェントも携帯電話とメール受信の手段は常に確保しないとエージェントなんて出来ない、と
言っていました。なるほど、私が短期アパートを借りる際に出した深夜に届いたであろうメールも、
こんな経緯で直ぐに返事が来たんだなぁ…と納得しました。
たくさんの人やサービスがあるからこそ、自らを際立たせる「ウリ」が必要であることを自覚する
プロ意識の高い人達が集まった街、それがマンハッタン。
初日にして凄い充実感を味わうと同時に、強烈なパンチを食らったような気分にもなりました。
(次回に続く) |
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